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5月, 2017の投稿を表示しています

若年性アルツハイマー病診断の意味 / ほんとうは最初期に知りたかったこと

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こんにちは&はじめましてMUSICA YOROZUです 若年性アルツハイマー病 中期にさしかかり 生きがいだったオーボエの演奏を奪われていく音楽教師 ゆるやかに変化していく日常は見知らぬ世界へ 同行二人旅の記録となります 様々なタイプがあり それぞれの症状がある若年性アルツハイマー病において 私たちが体験する実例その5 これが現実アルツハイマー病 全10話の続編です 尻尾をかんだ蛇 脳機能の低下によって引き起こされる症状を自覚するのも脳機能である アルツハイマー病にかかった脳は自らが破壊されていく危機感を感じ続けることができない ダメージがダメージの存在を意識の中から消していく へびが自らの尻尾をくわえ 自らをのみこんでいくように アルツハイマー病はどこへ向かっていくのか 物忘れ? 行方不明? 踏切事故? トイレ? 食事? 着替え? 脳の萎縮が身体の機能をひとつずつ奪ってく 姿勢の保持 歩行 嚥下 消化 排泄 呼吸 心拍 そして 命 老年性と混乱する情報 3年前の初診時にイメージできたのはせいぜい上の6つまで そしてその介護が延々と何年も続くのだろうと 「それがどうした、ドンとこい!その条件で さて 人生どうやって充実させてやろうか」と私は気合をいれた 病院や特養での音楽ボランティアをして (老年性の)アルツハイマーの方とはかかわってきていたので主人も その年齢 その進行度をイメージしたのだ 「病気とつきあいながら30年ぐらい?」 知るはずもなかった 若年性アルツハイマー病 診断後平均余命は7年である 認知症社会への警鐘のかげで 近い将来 認知症の増加はまちがいなく高齢化した社会の大きな問題になる そのため「アルツハイマー病」に対する関心は高く 最新研究から ただの興味本位のものまで情報があふれている・・・ 最終的に同じ経過で死にいたるのだが 老年性アルツハイマー病と若年性アルツハイマー病は別の病気である と 今 私は認識している 氾濫する「アルツハイマー」関連の情報。その中で 個人差が大きくて、実例や経験者ともに少ない「若年

【番外編】 認知症の兆候だったかもしれない事柄たち

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こんにちは&はじめましてMUSICA YOROZUです 若年性アルツハイマー病 中期にさしかかり 生きがいだったオーボエの演奏を奪われていく音楽教師 ゆるやかに変化していく日常は見知らぬ世界へ いつもの考察はちょっとお休みして 今になってかんがえてみると認知症の兆候だったかもしれない そう思える事柄たちを記録しておきます 万が一よく似た経験をしていたら 脳機能の不具合の可能性があるのでは と疑ってみてはいかがでしょう? 映画・小説を楽しめない 時間の流れが一方向でないもの ・バック・トゥ・ザ・フューチャー ・アマデウス ・レッド・バイオリン 登場人物が入り乱れているもの ・悪魔の手鞠うた ・こうもり(喜歌劇) バック・トゥ・ザ・フューチャーは20年以上前ですが そのころから兆候があったのかもしれません 変装したり 偽名を使ったり 時間を前後しての場面の切り替えなどに不快感を示していました バラエティー番組に嫌悪 早いテンポで 雑然と会話が飛び交う 多くの音が押し寄せる 急に笑うなど 整理されない情報にイライラする様子でした 頭の一部分に油が染み出るような汗をかく 15年ぐらい前から 集中して作業をすると 左の耳の上あたりに汗が噴き出すと訴えるように。 不快感でなく 爽快だったようだが、血流の低下は左側頭部から始まった・・・関係はわかりませんが気になっていることです 現在も寒い日であっても 左こめかみ付近に油が光っていることが多くあります 後ろ手でベルトをとおす 10年ぐらい前から背中がわのベルト通しが通せていないことが頻発 エプロンの紐を後ろ手で結ぶなどもチェックしてみてはどうでしょうか 鏡を使わずネクタイを結ぶ 指先の感覚で 交差する 保持する間を通すなどが手順よく進められず混乱 主人はこれがきっかけで受診につながりました 指先をあわせる 神経内科でのチェック項目、指先をあわせてキツネの顔をつくる ぜひやってみてください    気になったことを記録しました。認知症チェックテスト多々ありますが まず、後ろ手のひも結びとキツネの顔はすぐにできるチェックです。さ

アルツハイマー病 リハビリについて考える

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2017年5月に公開の記事に2018年7月、追記しています。 なすすべなく進行するだけだったアルツハイマー病 ReCODEプロトコルへの取り組みを始めようとしていたころの記事です。 現実に進行抑制 回復へと向けることがでた貴重な記録だと思います。 こんにちは&はじめましてMUSICA YOROZUです 若年性アルツハイマー病 中期にさしかかり 生きがいだったオーボエの演奏を奪われていく音楽教師 ゆるやかに変化していく日常は見知らぬ世界へ 同行二人旅の記録となります 様々なタイプがあり それぞれの症状がある若年性アルツハイマー病において 私たちが体験する実例その4 これが現実アルツハイマー病 全10話の続編です 尻尾をかんだ蛇 脳機能の低下によって引き起こされる症状を自覚するのも脳機能である アルツハイマー病にかかった脳は自らが破壊されていく危機感を感じ続けることができない ダメージがダメージの存在を意識の中から消していく へびが自らの尻尾をくわえ 自らをのみこんでいくように 日々の課題から 毎日 教則本の第1ページ目からくりかえしているオーボエの練習は1日当たり5~6時間 あらがいがたい病の進行が音で聴こえる もれ聴こえる音はおおむね正常にすすんでいく基本訓練課題 「読み」はときどきいきなりの変形がおきる 五線の位置を読み間違える テンポがとつぜん2倍になる 小節がとばされる 変形については本人は気づいていない 課題内容の確認 「この課題において注意して行うことはなんだったろうか?」 無意識のままくりかえしていることに突然気づくらしい あるときは楽譜に書かれたメモが不明の暗号に見えるらしい 抜け落ちている・・・実感はないが 失いたくないものがすり抜けていく感じはあるのか 同じ内容を定期的に確認しにくる 断片の美しさ 毎日のくりかえしで曲として取り込まれたものは変形がおこらなくなる 教則本の課題なので 曲というよりは「音型」または「音」なのだがさすがに磨きがかかっていく ピンポイントで音を聴き分ける集中力はアップしているように思う 指のコントロール 複雑な運指を意識的にコン

認知症になるとき ならないとき/予防法におもうこと

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若年性アルツハイマー病には記憶障害が目立たず 3倍のスピードで進行していくタイプが存在します。リコード的にいうと 3型・毒性アルツハイマー病です。 記事公開から1年と2ヶ月と2週間め、 リコードの力で 主人は元気に活躍しています。 こんにちは&はじめましてMUSICA YOROZUです 若年性アルツハイマー病 中期にさしかかり 生きがいだったオーボエの演奏を奪われていく音楽教師 ゆるやかに変化していく日常は見知らぬ世界へ 同行二人旅の記録となります 様々なタイプがあり それぞれの症状がある若年性アルツハイマー病において 私たちが体験する実例その3 これが現実アルツハイマー病 全10話の続編です 尻尾をかんだ蛇 脳機能の低下によって引き起こされる症状を自覚するのも脳機能である アルツハイマー病にかかった脳は自らが破壊されていく危機感を感じ続けることができない ダメージがダメージの存在を意識の中から消していく へびが自らの尻尾をくわえ 自らをのみこんでいくように 効くのか効かないのか 脳機能回復に効果 様々な場所で目にする広告は大変魅力的である 現在 医療的には進行を見守る対症療法以外にないとされるアルツハイマー病に回復の可能性があるのなら 当然ためしてみようと思うのだが 睡眠の改善   長年 睡眠時無呼吸症であったが 疲労が普通ではないため、診断前1年より本格的な治療を開始していた。まさかアルツハイマー病であるとは思いもしなかったが はたして睡眠の改善は効果があったのだろうか? ダイエット  無呼吸症にはダイエットは欠かせない。糖質を抑えて 大豆製品 ナッツ類へのおきかえ、生姜 ニンニクなどをとるほか 早めの夕食後は何も食べない などで 半年間で約15kgの減量に成功。図らずも食事の内容はアルツハイマー病予防に効果があると謳われているものになっていたのだが、減量でかかった負荷がアルツハイマー病の進行に拍車をかけなかったか?との疑問が浮かぶほどにこの間の主人の変化が目立ち 結果受診 診断とつながった・・・ 脳トレ  元来 研究好きでこだわりが強い性格で常に調べ物をして 出版をめざして独自の研究に没頭していた。好きなことに没頭する、常に

生活 点描 / 宝ヶ池を一周

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こんにちは&はじめまして MUSICA YOROZUです ほろほろと歩いておでかけ 久しぶりに宝ヶ池を一周  お散歩してきました 一周1500mのジョギングコース 2年前 お仕事最後の年に 職場の人間関係がうまくいかなくて 落ち込み気味だったころ よく一緒に歩いたコース 今日はG.W.後半の初日とあって 公園の小川のほとりでは バーベキューをする人や カップル 親子でお散歩する人 いつになく たくさんの人でにぎわっていました とは言え周回コースは静かでのんびり 桜の季節に来たら きっときれいだっただろうなあ うっかり忘れてたなあ なんて思ってる自分に ああ、元気になったんだ とおもいました この冬は主人の症状が急にすすんで とまどうことばかりだったので 春先までショックが緒をひいていて 桜 ながめる余裕がなっかったですね いろんな意味で やっとなれてきました アカミミガメ 縁日のミドリガメの 大きくなったの たくさん泳いでました 大きくなって飼えなくなって 池に放しに来る人がいるのかなあ おっと こんなところで 野生のシカ 公園の木の芽をむしゃむしゃ・・・ 同じ景色をみて ダジャレなんか言いながらいっしょに歩いてる でもすこし通じてないかも そんな距離感にも ずいぶんなれました 3日前 花が咲いてた紅葉 小さなタケトンボができてました

普通ってなんだろう?認知症は特別ではない

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リコード法による奇跡の回復 1年とすこし前に公開した記事に追記をしています。 若年性アルツハイマー病に侵され 命の危機に瀕していた主人が このあとに出会ったリコード法取り組みによってMMSEで10ポイントという奇跡的回復をし現在も回復傾向が続いています。 アルツハイマー病が残した傷あとのリハビリは厳しいものがありますが、毎朝ひとりで着替えてランニングに出かけ 規則正しい生活を送り 一旦あきらめた音楽活動にも復帰しました。 過去を見ると かなりシビアな進行状態で 「アルツハイマー病の真実と終焉」でも回復が難しいと記述されているケースに見事にあてはまることがわかります。それにもかかわらず、 ここまでのQOLアップが可能であれば より多くの方がもっと素晴らしく回復することができるのではないかと思い発信を続けています。 アルツハイマー病は進行するのみ、とあきらめないでチャレンジしてみようと思っていただければと願います。 まずは 元記事 こんにちは&はじめましてMUSICA YOROZUです 若年性アルツハイマー病 中期にさしかかり 生きがいだったオーボエの演奏を奪われていく音楽教師 ゆるやかに変化していく日常は見知らぬ世界へ 同行二人旅の記録となります 様々なタイプがあり それぞれの症状がある若年性アルツハイマー病において 私たちが体験する実例その2 これが現実アルツハイマー病 全10話の続編です 尻尾をかんだ蛇 脳機能の低下によって引き起こされる症状を自覚するのも脳機能である アルツハイマー病にかかった脳は自らが破壊されていく危機感を感じ続けることができない ダメージがダメージの存在を意識の中から消していく へびが自らの尻尾をくわえ 自らをのみこんでいくように 初期から中期 本当に困ることは? 初診から3年と4か月 退職から1年 徐々に症状は進行して気になることが増えてきた 物の重なり方 大きさ 位置関係などの認識の混乱 ・窓をあけてから 網戸をずらし雨戸のロックを外す 一連の作業の順番に戸惑い 何度かやり直して 試行錯誤する    ・バッグに入れたいものの大きさとファスナーを開ける分量の加減ができなくて 入れられず、 裏返したりあれ